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2007.12.23



 クリスマスには少しだけ早かったけれど、母と古町のちっちゃなフレンチレストランで食事をした。あまりにもちいさすぎて、素通りしてしまうくらいのレストランなのだけど、中へ入ってみると、まるでフランスのプチホテルのような空間が広がっていた。すてき。わたしの街にもこんなところがあったのね。
 前菜のテリーヌを食べ終えたところで、母がテーブルにワイン色の箱をおいた。開けなさいと言うので開けてみると、真珠のネックレスが入っていておどろいた。声がふるえる。でもよくみると一般的な冠婚葬祭で見るようなものよりもやや小粒の真珠が連なっている。そうか、彼女はわたしがひとりで生きていこうとしている事に気付いていたのか。華やかな場所とは反対の方向へ向かおうとしている事も。何だかんだ言っても彼女はやはりわたしの母親だった。

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