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2016.06.03



 5月の出展イベント、すべて無事に終了いたしました。各イベントにて当ブースまでお越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。
 ガタケットではトキメキメゾネットで知ってくださった方が訪ねてきてくださり、とてもうれしかったです。また前の記事でも触れましたが、今後は首都圏の大きなイベントには出展しないつもりでいますので、最後に自分が初めて出展した大規模なイベントであるヨコハマハンドメイドマルシェへ出展することができてよかったです。おかげで今後の活動方針が固まりました。

 大規模なイベントへの出展を控えると決めた理由はふたつあるのですが、今回はそのうちのひとつの理由について記したいと思います。長文になりましたので、折りたたんであります。お時間のある方のみ続きからお読みください。また、不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも「世間知らずの田舎者のつぶやき」に過ぎませんので、どうか大目にみてやってくださいませ。

 昨年から今年にかけて複数のイベントや催事に参加させていただいてきましたが、首都圏の大規模なイベントに出展する度になんとなくお客さまの視線に違和感がありました。先日まで出展していたヨコハマハンドメイドマルシェはそれが著しく、ハンドメイド・クラフト界隈の今後に不安を抱かずにいられません。

 ブースに立ってお客さま、もとい買い手の様子を接客しつつ観察していましたが、大多数の方が「何かに急かされるようにブースを回っている」「値段を重視している」ように感じます。わたしにはデパートのバーゲンセール会場を見ているようにしか思えませんでした。なぜ、作家や作品をじっくりと見ようとせず、そんなに急くのですか?なぜ、作品の品質や作家の思いよりもまずは値段を重視するのですか?

 前者の急かされる理由についてはおそらく会場の広さにあるのでしょう。大手が主催するイベントの会場の多くはビッグサイトなどの大型の施設です。広すぎませんか。首都圏のイベントに買い手として参加された経験のある方はたくさんのブースを巡っていると、だんだん心身ともに疲れを感じて来ませんか。イベントの規模が買い手の心と体のキャパシティを越えてしまっていませんか。そんな心身ともに疲れた状態で果たして手作りの作品や作家の本質を読みとることができるでしょうか。自分自身がその作品を心からほしいのかそうではないか正常に判断できるのでしょうか。

 それでも多くの買い手はイベント開催中になるべくたくさんのブースを回りたいと考え、足早になり、ひとつのブースの滞在時間が少なくなります。それがわたしには「急かされているように見える」のです。あんなに広大で、しかも途中で疲れが出てくる中でたくさんのブースを巡ろうなどという考えは無謀としかわたしには思えません。

 それに加えて後者の値段、すなわち予算が買い手を更に急かしているように思います。決められた時間の中で、予算内で、安いものを買えば予算を温存できる、温存できた予算でもっと買いものできる、そんな心理が働いているような気がしてならないのです。買い手の懐の事情もありますから、予算があるのは当然だと思います。しかし値段だけが作品の価値ではありません。買う、買わないはおいておいて、少しでも気になる作品があればまずはじっくりと鑑賞しませんか。作家の作品への思いに耳を傾けませんか。もし予算と合わなくても気に入ったなら名刺をもらっておきませんか。ウェブショップがあるなら、懐に余裕ができたときに作品を購入することができますし、ホームページがあるなら、イベントでは気づけなかった魅力を発見できるかもしれません。

 作家にとって、作品を購入してもらうことはもちろん活動において重要なことです。しかしそれ以上に作品にオリジナリティを見いだし愛してもらうことが重要であり作家としての本望なのではないか、と思っています。丹精をこめて作り上げた作品は作家の子どものようなものです。その場ですぐに購入しなくても作品を楽しむことはできますし、SNSを持っている作家なら気軽に応援することもできます。予算が合わないから、の一言でその出会いを切り捨ててしまって本当によいのでしょうか。

 また、以前に「ハンドメイドは安いから好き」と買い手から直にそう言われました。最近、ハンドメイドマーケットやメディアでも「安さ」を取り上げがちです。値段だけを求めるのであればわざわざイベントに来る必要はないのではありませんか。丹精こめて作品を制作している作家に失礼です。それに残念ながら「ハンドメイドブームに乗っかって一儲けしてやろう」と企む作家まがいの人間も存在します。流行のデザインを模倣したり、よいのは見た目だけでよく見ると雑な作りの作品まがいのものを平気で悪気なく販売しているのです。そんな偽物をつかまされて、「安物買いの銭失い」になってしまってよいのでしょうか。

 イベントの主催者に規模を小さくしろと言うのは現実的ではありませんし、懐事情は人それぞれなので、口を出せる問題ではありません。ですが、あらかじめ行きたいブースのリストをまとめておく、ブース巡りのルートを考えておく、疲れを感じたら休憩する、会場から引き上げるなど、「心と体に余裕を持たせる工夫」は出来るはずです(当たり前のことのように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではない方もたくさんおられます)。

 今後もハンドメイド・クラフト界隈が生き残ってゆくためには作家だけが努力してもだめなのです。買い手、つまりこの界隈のファンのみなさまも努力が必要なのではないでしょうか。買い手にも作品の本質を見つめ、本物の作品を見分ける審美眼を養ってゆく努力をしなければこの界隈はブームによって疲弊し、廃れてゆくでしょう。



 上記のこともあり、首都圏のイベントへの直接出展は控えることにしました。今後は制作のペースを少し落として、地元のイベントや委託販売、webshopを中心に活動してゆくつもりです。それと平行してお世話になっている先生のもとで技術のレベルアップにも励みたいと思っています。また、現在わたしの体が少々やっかいなことになってしまっているので(この件につきましてはまたあらためて書きます)、自分の体とどう付き合ってゆけばいいのか自分なりの答えも探しつつ、無理のない範囲で活動してゆきたいです。

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